「ね、ちょっと、」
「何」
「ん、……ね、まだ昼間ですけど」
「だから？」
「仕事中でしょう」
「うん」
「ね、もう、やだって」
「だから、何が？」
「んーっ」
「何、俺別に何もしてねーよ」
「手つきがやらし」
「そりゃおめーがやらしいこと考えてっからだろ」
「違、ていうか離れてくださいよ」
「何で」
「何でって……」
「ふは、お前、顔すげー赤ぇ。おもしれー」
「からかわないでください」
「拗ねんなって。好きなようにしてやっから」
「…………」
「仕事してください、ってのはナシな」
「……こんなのが副長で真選組大丈夫かな。俺転職先探した方がいい気がしてきた」
「うるせーな。おら」
「んぁっ」
「ほら。どうして欲しい？」
「…………もう……好きにしてください」
「遠慮すんなよ」
「違います」
「ああ？」
「……土方さんの、好きにして。俺それがいちばんすき」


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